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一般社団法人 士別青年会議所 第66代理事長  神 田  将 吾

2022年度 スローガン

つながりを広げ、明るい未来への礎を築こう


〜はじめに〜

 新型コロナウィルスによるパンデミックが起きてから2年が経とうとし、ワクチン接種も進み新型コ
ロナ感染者は減少して いますが、完全に収束することはまだまだ先になりそうです。東京オリンピッ
ク・パラリンピックも開催され、明るい話題もありましたが、緊急事態宣言の発令・解除の連続、そし
てそのたびに起こる感染者数の増減は、人びとの心に小さくはない影を落とし続け、行き場のない不安を抱えているように感じます。
 しかし、我々は現実に悲観し、立ち止まっているわけにはいきません。現実を受け止め現実に対応できるよう行動をしなければなりません。ウェブ交流やリモート会議をはじめとした新たな取り組みへ
いち早く対応し、そのノウハウを地域に普及できる団体であるべきだと考えます。
 ただ、新型コロナは、我々にある気づきを与えてくれたと考えます。それは人と人の直接的な交流の大切さです。コロナ禍で外出自粛が叫ばれている最中、対面で気兼ねなく話したいと思いませんでしたか?私は強く思いました。今まで人との交流を煩雑ととらえていた人も、人と会って話したくなったという声も聞き、多くの人が対面での交流の大切さに改めて気づかされた機会となったことは間違いありません。
 我々JAYCEEは、人とのつながりを大切に考えます。ウェブを利用した交流も必要ですが、我々はできる限り対面での交流を望みます。このコロナ禍における経験を活かし、感染対策を徹底した上で、対面での地域交流を通し、地域の方々とのつながりを強め、士別青年会議所が地域にとって必要な団体であると思っていただけるよう、一年間成長しながら会員一丸となり、何事にも全力で邁進してまいります。

〜人とのつながりを大切に考える〜

 2021年度、私は道北エリアアカデミー研修塾という、JC歴の浅い会員の研修の場で 会長を務めさせていただきました。そこで感じたものは仲間の大切さです。アカデミー研修塾では様々な課題が与えられ、事業の運営やプレゼンテーションを作り上げました。
 今まで経験したことがないことに取り組み、仕事では使うことのないスキルも必要になり、一人では何もできないことに気づかされました。人はそれぞれ得手不得手がありますが、だからこそ仲間同士が積極的に補い合う流れが生まれ、最後まで走り抜けることができました。自分の横で、自分と共に走る仲間がいることが、どれほどの勇気とやる気を生み出すのかを、自らの経験で強く体感しました。 して、アカデミー研修塾に集中できるようにしてくれた士別青年会議所メンバーへの感謝を感じ、士別青年会議所のメンバー が共に歩んでいける大切な仲間であることを再認識することができました。
 また、昨年初めて豊田市を訪れた際に、友好JCである豊田青年会議所の方々より、 誠心誠意のおもてなしを受けたことも忘れられません。豊田青年会議所の方々に心から感謝しつつ、両青年会議所の諸先輩方が紡いできた強いつながりを感じたたことことにより、人とのつながりを大切に思う気持ちが強くなりました。
 新型コロナによって、そのような人とのつながりが希薄になりつつある今、ふるさとであるこの地域に住まう方々とふたたび強い絆を取り戻すには、多くの方々との直接の対話が重要であると考えています。そのためには積極的に行事に参加すること、また、コミュニケーションの場を設け、我々と各諸団体、地域の方々が相互に連携して強固なつながりをつくることにより、お互いが意見を言い合える関係になりたいと考えています。そして、その強いつながりは様々な可能性を広げるものだと考えます。この可能性のために我々、士別青年会議所が協力の声をかけやすい存在になるよう、地域の方々とのつながりを何より大切にして参ります。
 また、つながりを強化していくには、地域の方々に我々を理解していただくことが必要です。 我々の活動を幅広い方々に知ってもらうため広報活動は欠かせません。主流となりつつあるSNSなどのウェブだけでなく、直接的な対話などにより、我々の活動を知っていただけるよう広報活動を行っていきます。

〜会員発掘〜

 現在の士別青年会議所の会員数は8人であり、会員発掘が急務となっております。このままでは、近い将来、組織が消滅します。いつの時代も若者の成長が必要である以上、他では得られない気づきや成長の機会を与えてくれる、青年会議所を消滅させるわけにはいきません。また、メンバーが多いほど多様性が生まれることは間違いなく、組織としての地力、影響力が高まることは論を待ちません。
 しかし、会員発掘のためには士別青年会議所が魅力ある団体でなければなりません。 それには、我々が青年会議所に入会して良かったことを伝える必要があります。我々が 地域のことを想い、行動に移し、それが自分の成長につながっていること、また自分が行ってみたいことを計画、実行できる機会を与えられる場であること、そして何より青年会議所ならではの、人と人とのつながりができることを伝えることが必要です。会員減少が進んでしまった原因は様々ありますが、青年会議所に入会すると何ができるかを伝えきれないことも一因かと考えます。言葉で伝えることも大切ですが、全力で魅力ある例会・事業を構築し、参加していただくことで、士別青年会議所が素晴らしい団体であると感じていただけるよう、メンバー一丸となって会員発掘に挑戦していきます。
 年々、会員勧誘が難しくなっている現状に追い打ちをかけるような 感染症の蔓延で、 気力が失われつつある今ですが、そのような中だからこそ行うべきことや、急速な時代の変化に対応できる団体であることを示していくことも重要です。

〜青少年への思い〜

 士別市は子どもや高齢者、障がいのある方など、誰もが住みやすいまちの実現、学校教育のより一層の充実を目指しています。私自身、子を持つ親として、子どもの生活環境は気になるところであり、素晴らしい志であると思い、そんな士別市を誇りに思います。
 しかし、コロナ禍の影響により子どもたちが楽しみにしている行事も、制限や制約がついた中での実施となり、子どもたちも窮屈な思いをしていることも事実です。ワクチン接種が進んできたこともあり、感染者も減少傾向にありますが、まだまだ学校などでは以前と同じような形で子どもたちを、自由に行動させることは難しい状況にあります。
 自分が子どもの頃、イベントは楽しみであり、その日が来るまでの待ち遠しい感情さえも、楽しく感じていた記憶があります。私の親も青年会議所の卒業生であり、青年会議所に対しての私の子どもの頃の記憶ですが、毎年のクリスマスパーティーは楽しかった記憶がありますし、「火の国探検隊」という企画で熊本に行き、当時の熊本ブロックのメンバーの方にホームステイさせていただいたことは、いい思い出として今でも心の内にあります。
 私は子どもがのびのびと遊び、楽しんでいる姿を見ると嬉しくなります。子どもは遊ぶことを通して、生活リズムの確立やコミュニケーション能力の向上など、大切なことを学びながら成長します。新型コロナが奪った、普段ならあるべき、子どもの楽しみを、我々は少しでも取り返したいと思っております。細心の注意、準備は必要となりますが、学校や地域と積極的に連携し、子どもたちが笑顔になり、思い出に残るような事業を積極的に推進します。

〜まちの魅力 を考える〜

 よく「うちのまちは何もない」と耳にします。
 自分でも言ったことがあります。
 たしかに、その言葉は間違いではないとは思います。店は減少し、若者が遊べる施設も少なく、空き家、空き地が増えている状況は悲観したくなる気持ちもわかります。しかし、悲観するだけでは何も起きません。本当に何もないのか、外から見るとたくさんあるのではないか、何もないということはマイナスのことなのかなど、色々な視点からみて考えなければなりません。
 テレワークの普及により仕事のために住まいを選ぶ必要のない方も増えています。求める生活環境の価値観も変化してきており、静かな場所、身近に自然がある、物価や住居費が安い地域を求める方が増えています。自然も豊かで広大な大地が広がる士別市は、そんな方からみると魅力的に感じるかもしれません。また、誰もが住みやすいまちの実現を目指す士別市は、「2021年度住みよさランキング」で北海道7位にランクインしており、住民である私も、災害が少なく、治安も良く、安心して生活できるまちであることを実感しております。
 また、空き地、空き家が増えているのであれば、これらを有効活用できないか。住居としてだけではなく、開業を夢見る方の出店の体験にも使えないか。このような魅力に映る可能性を考えること、既に存在する場所・モノの発見にアンテナを張り巡らせ、地域と連携し発信することが、まちの活性化につながると確信しています。

〜創立 65周年 を迎え〜

 2022年度、士別青年会議所は創立65周年を迎えます。
 65年という長い年月、士別青年会議所が続いてきたのは、諸先輩方が地域と密接に関わり合い、地域活性化のため行動をしてこられたこと、そして、我々の活動にご理解、ご協力をいただいている地域の方々のおかげです。
 実際に私がJC運動や仕事において、相手の方が士別青年会議所の諸先輩と交流があったために、コミュニケーションが円滑に行えたこともありました。そして、諸先輩方が始めた羊による、まちづくり運動は、地域の方々の惜しみないご協力により、羊が士別の 代名詞となり、多くの方に羊のまちとして士別市の認知度を上げていただいていることに関しても、諸先輩方、地域の方々のおかげであり、感謝の念が尽きません。
 諸先輩方、地域の方々に感謝の意を表するとともに、士別青年会議所が今後さらなる発展を目指す方向性を示します。
 士別青年会議所が65年間どのように歩んできたかを振り返り、諸先輩方が築き上げてこられた歴史、地域との関係を学び、変化していく時代に士別青年会議所は何をすべきかを考え、感謝を伝え、地域の未来を明るく豊かなものにすべく、士別青年会議所は一丸となり、これからも歩んでいきます。

〜終わりに〜

 私の青年会議所の会員歴は長いとは言えません。しかし、この短い期間においても青年会議所の活動を通し、自らの成長を感じることができ、そして何よりたくさんの仲間ができました。それは、地域発展など 正解のない課題に対して、真剣に話し合うことで仲間との信頼関係が築かれ、答えを導き出すために一生懸命に取り組み、共に苦難を乗り越えたからこそだと確信して います。
 居心地のいい現状を維持するのではなく、何事にも積極的に挑戦し、未来に向けた自分づくりを共にしていくことが、個々の成長につながり、仲間の信頼関係がより強固になることで、地域を活性化することができる力につながることだと確信しています。
 我々が今、青年会議所の活動を行うことができるのは、この士別青年会議所を発展させてきていただいた諸先輩方、士別青年会議所に深いご理解をいただいている地域の方々、いつも支えてくれている家族、会社、仲間がいてこそであることを胸に刻み、地域の活性化に貢献できる団体として、より一層邁進してまいります。

 

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